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「印象に残った言葉」

こんにちは。カウンセラーの林です。桜の開花が待ち遠しい頃となりました。また来週からは新年度、そして新元号の発表を控えています。

 さて、今回は、最近印象に残った言葉をご紹介したいと思います。それは相手の時間を使うということは相手の命を削ることになるというものです。どこで見たのか分からないのですが、心に残りました。時は止まることなく流れている、それはつまり命が削られるということ、生きられる時間は留まることなく刻々と少なくなっていくということに今さらながら気づかされました。

 特に高齢の親と過ごしているといつまで一緒に過ごせるのだろう・・・と思うことはあります。だからこそ今のうちに親孝行して楽しく元気に過ごせるようにできることはしたいと思います。

 相談者の方とお会いする時も同じです。一期一会というつもりでその時間は相談者の方だけのためにエネルギーを注ぎます。

 そう考えると、約束の時間に遅刻したり、忘れるというのは、相手の時間だけでなく、命をも無駄にすることにもつながる可能性があると言えるのではないでしょうか。もちろん、体調不良や事故渋滞等、やむを得ない事情で遅れることはあり得ますが、そういう時は必ず連絡を入れ、相手のことを考えて行動することが大事だと思います。

 臨床心理士として活動を開始し始めた若い頃、無断キャンセルをした方がいたのですが、その時にご指導頂いた先生からは、クライエントさんが来なくて待機している時間もクライエントさんのために時間を使うこと、つまり、なぜ来ないのか、振り返って考えることが大事だと教わりました。待つのも仕事なのだとその時にそう思いました。そういう意味では、無駄な時間はなかったと言えるのかもしれませんが、繰り返される無断キャンセルは、それはそれで何らかの意味がある、自分の対応について振り返る機会を貰ったと思う一方で、他の予定を入れることが出来たかもしれないと考えると、時間がもったいないと思ってしまう自分も正直なところいます。

 時間について思うことがもう一つ。それは学校で働いているとよく思うのですが、学校の先生方は本当に忙しい。朝早く来て夜遅くまで残っている先生もいます。働き方改革が叫ばれる中、現状はまだ追い付いていないように感じます。空き時間も何らかの作業をしている先生が多く、ほとんど休みなくお仕事されている様子をよく見かけます。そういった余裕のない中で、気になりつつも保護者対応や児童・生徒対応について行き届かない面が発生します。例えば、欠席連絡を受けた時に事務的に応対してしまったりということが起こってきます。そういった場面に遭遇するとちょっと残念な気持ちになります。「お大事に」の一言があるだけでも印象は違うと思います。特に、不登校状態の児童・生徒の保護者からの電話連絡は保護者の方もおそらく大変な思いをしてお電話されていることが多いと思うので、「お子さんの調子どうですか?」等、相手を思うひと言が付け加えられていると良いなと思います。

 とりとめなくなってしまいましたが、最近印象に残った言葉から連想的に思うことを書かせて頂きました。

 新年度を迎えるにあたり、気持ちを新たにして臨みたいと思います。

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