拒否する選択、「いや」と言う権利
- O
- 2016年7月19日
- 読了時間: 2分

「いや」「やめて」ということがなかなかできないという方、結構いらっしゃいます。
本当は嫌なのに、「いや」と言えない。その時は気がつかなかったけど、後からじわじわと「嫌な気持ち」が押し寄せてくる。
そういう経験はないでしょうか?
拒否すると相手が傷つくのではないだろうか?相手の怒りを買うのではないか?相手から嫌われるのではないだろうか?
そんな想いが拒否することを躊躇させるのかもしれません。
しかし、何かを提案された時、もし「対等な関係」であれば、その提案を「受け入れる」も「拒否する」も自分の自由なはずです。
相手を気持ち良く、機嫌良くさせるのが、あなたの役割であるのなら、それは「対等な関係」ではありません。
相手と自分の意見が違ったとしても、それは相手を傷つけることでも、相手を貶めることでもありません。
相手と意見が違っていてもいいのです。違う人間だから当たり前です。
問題は、相手と違った時に、過度に不安になったり、本当は嫌なのに全て飲み込んだり、逆に違うことが許せずに相手に合わせるように強要することです。
自分にも相手にも、「いや」という権利があり、それを尊重するのが「対等な関係です」。
「いや」と拒否した後から、お互いの歩み寄りが始まります。そこから関係は深まり、信頼が育っていくと思います。
歩み寄りのための、スキルとして「アサーション」というものがあります。
相手も自分も大切にする人間関係を助けるものです。
ソーシャルスキルの一つとして、覚えておくと便利だと思います。
カウンセリングスペースpazでは、ソーシャルスキルトレーニングも行っております。
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