トラウマケアについて
- O
- 2015年1月21日
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トラウマ治療においてエビデンスが確立している治療法・カウンセリング技法はいくつかあります。
その中でトラウマ焦点化認知行動療法(以下TF-CBT)は比較的安全で効果のあるものだといわれています。
"TFCBTの有効性は、1980年代末ころからRCTによる研究で繰り返し示されてきた。その多くは、治療のコンポーネントとして、トラウマ記憶へのエクスポージャーや認知の修正などの技法を含んでいる。その中核となっているのが、Foa EBらが1980年代に提唱し実証結果を継続的に発表し、マニュアルや解説も発表されている持続エクスポージャー(Prolonged Exposure以下PE とする)療法である。” 武蔵野大学心理臨床センターより
←こちらは去年10月に出版されたマニュアルです。「子どものトラウマと悲嘆の治療」です。非常に実践的でトラウマについての理解も深まると思われます。
何がその子にとってトラウマになるのかというのは、その子その子によって異なります。
同じ出来事でもトラウマになる子もトラウマにならない子もいます。
ぜひ、大丈夫と思わず、もしかしたら?と立ち止まっていただければと思います。
言えない、言わないけれども、多くの子どもたちがトラウマにさらされています。
子どもも大人もトラウマを受けていることを言えないことほとんどです。
自分の身に起きたことが被害だと気がついていない。
回りの大人もそれが被害であると認知していない。
そんなことが生活の中でたくさん起こっています。
被害だと認識していなくとも、傷つき、くじかれていきます。
そういう方々に出会った時にその方にカスタマイズした支援をしていきたいと思います。
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