大人の発達障害はどうするの?
- O
- 2017年11月22日
- 読了時間: 3分

最近は子どもだけではなくて、大人の発達障害にもやっとスポットが当たるようになりました。
ご本人が生活の中で困ることが多いと悩んでいる方もいれば、パートナーが発達障害ではないだろうか?と悩んでいる方もいらっしゃいます。
pazでもご自身が人とうまくコミュニケーションを取れないと悩まれている方がお見えになることがあります。
・予想外のことが起きるとカーッとしてしまって、言わなくていいことを言ってしまう。
・ちょっとしたことで責められているように感じてしまい、落ち込んでしまう。
・自分に自信が持てなくて、いつもおどおどしてしまう。
など、毎日の生活の中でつらいなと感じていることをお話ししていただきます。
また、パートナーに発達の問題があるのではないだろうか?と相談に見える方もいらっしゃいます。
・自分ルールがあって、融通が利かない。
・悪い人ではないけど、家族に対する思いやりがないように見える。
・パートナーとのコミュニケーションに疲れ果ててしまった。
など、家族の中でストレスを感じていることが語られることが多いです。
さて、ではどのようにしたらいいのでしょう?
どちらにしても、一番変えやすいのは自分の行動です。考え方や感情を突然変化させることはそうそうできるものではありません。ですから、まずは行動を変えることが重要になります。行動が変われば、状況が変わります。
自分の感情、想い、行動をまず分析して、何が自分をそうさせるのかを把握できるようにします。
その上で、それらをどのようにコントロールして聞けばいいのか?を考えましょう。
気分の調整をするのであれば、リラックス法やマンドフルネスがいいかもしれません。
トラウマ的な記憶や感情が出てきてしまうのなら、TFTやEMDRがいいかもしれません。
行動を変えるためのSSTも必要ですね。
どうしても悪い考えが頭の中でぐるぐるしてしまうことがあるかもしれません。
悪い考え=役に立たない考えは一度紙に書き出してみましょう。
紙に書き出すことで少し冷静に自分の考えを見つめることができます。
そこで、役にたたない考えを役に立つ考えに変換しましょう。
最初は難しいです。
でもやっていくうちに慣れてきて、うまく役に立つ考えが思いつくようになります。
これは認知行動療法と言われるものの一つです。
pazでは色々な方法を用いて支援をしていきます。
でも一番大切なのは、自分は何を望んでいるか?どうしたいのか?どうなりたいのか?ということです。
その大きな目標を見つけること、その目標に向かって何をしたらいいのかを一緒に考えていければと思います。
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