もし我が子がいじめにあってしまったら
- O
- 2016年2月18日
- 読了時間: 3分

もし、我が子がいじめられていたら。。。
考えたくもないことです。
しかし、静岡新聞を読んでみると、
”2014年度の静岡県内公立学校のいじめ認知件数は4527件で、前年度に比べて87件の微増となった。中学、高校で微減だった一方、小学校で186件増えた。”
ということです。
決して他人事ではありません。
今起こっているいじめに対して、私たちは何ができるでしょうか?
いじめは平成25年に「いじめ防止対策推進法」が制定され、国、自治体、学校、保護者そして子ども自身の責任が明確になっています。また、犯罪行為、または犯罪行為でなくとも、保護者やいじめを受けたお子さんが相談、訴えれば、被害届は警察で即時受理されるようになりました。(「学校におけるいじめ問題への的確な対応について」)
もし、いじめの事実が発覚したら、まず何をしたらいいでしょうか。
まず、警察のサポートセンターへ相談に行きましょう。全国の少年相談窓口
静岡県内ならこちら
フリーダイアルのこちらにかけると一番近いところにかかるようです。▶︎0120−783210
また、他にもこういうところがあります。弁護士会の子どもの人権に関する相談窓口一覧
静岡県内なら 静岡県弁護士会 子どもの権利に関するご相談
静岡支部相談申込に応じ、相談日時を決定(随時受付)054-252-0008
浜松支部相談申込に応じ、相談日時を決定(随時受付)053-455-3009
沼津支部相談申込に応じ、相談日時を決定(随時受付)055-931-1848
人権擁護委員会もいいと思います。子どもの人権110番(フリーダイヤル0120-007-110)
警察で被害届出すか出さないか、これは非常に難しい問題です。
相手の子のことを小さいときから知っていれば尚更です。しかし、犯罪行為があるのならば、加害をした子のためにも被害届を出すことが必要なことがあります。
加害者臨床も勉強していると、自分のやったことの責任をきちんと引き受けることは大変大切なことだということがわかるからです。そしてそれは教育にとっても重要なことです。
被害届を出すことで、問題が明らかになり、例えば何か画像や動画をネット上に流された場合なども迅速に警察が対応してくれます。最終的には被害届を取り下げるケースもあります。親御さんがもやもやとした気持ちを持ち続け、お子さんの安全を確保するためにも、よく警察で相談してアドバイスしてもらってください。
pazのできることは、これらの後。いじめが終わった後、傷ついたこころを一緒に修復していくことです。
渦中でできることは非常に少ないです。ただ、親御さんもお子さんがいじめられたという事実によって非常に傷つきます。その場合、いじめが酷くすでにトラウマ症状が現れている場合はぜひご相談ください。
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