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「善なるもの」

  • S
  • 2018年10月16日
  • 読了時間: 2分

みなさん、こんにちは。カウンセラー佐々木です。少し間が空いてしまいましたが、今回も子育てに関するブログです。

我が家では8歳の息子くんと、寝る前に必ず30分ほど遊んだり話をしたり、絵本を読んだりしています(それをしないと寝てくれないのです)。

その時のリクエストによって内容は様々。寝室にあるものを使ってピタゴラスイッチを作るのがブームだった時期もあったり、漫画を二人で読むこともありました。

いずれにしても、我が子のマイブームに付き合う30分です。この30分を確保するために、夕食やお風呂、宿題の時間を調整しなければならず、これが親も結構大変(笑)。

しかし、この30分の間にポツリと好きな女子の名前を教えてくれたり、友達関係がわかるような話をしてくれたりと、収穫も多い時間なのです。

さて、数日前、わたしが子供の頃に遊んでいた、もうボロボロのぬいぐるみをしげしげと眺めていた息子くん。

「ママが小学生の頃、男子と仲良かった?」と突然訊いてきました。

「う〜ん、どうだったかな。ケンカしてることも多かったかな。でも、息子くんみたいな子がクラスにいたら、きっと楽しかっただろうなと思うよ」と言うと「僕もママがクラスにいたら絶対仲良くしてたよ!それで、絶対結婚する!」とのこと。

こんな言葉を聞いてしまったら、もうなんでも許せてしまいます(笑)。

それからさらに私が「ママはもしかしたらちょっと嫌な奴だったかもしれないなぁ。意地悪なこととかしちゃったこともあるし。」とカミングアウトすると、「え〜!?そうなの?ママが自分で思ってるだけだよ!」と、なぜかかばってくれる息子くん。

「そ、そうか〜。ありがとう。確かに同級会で20年ぶりに会った友達に『私、あの頃ツンケンしててごめん』と言ったら『え〜、あなたは親切だったよ。いつも勉強教えてくれてたし』なんて言われたっけなぁ。」と話すと「ほら、そうでしょ!やっぱり思った通りだ!」となぜか嬉しそうな息子くん。

ママも人間なので、時には良くないこともしてしまうと言い訳をしたかったのですが、息子くんは母の内にある「善なるもの」を信じている、いや、信じたいのだと強く感じました。これは息子くんだけに限らず、どの子もそうなのではないかと思います。

親を「善なるもの」と信じ、物事の正しさの判断基準にしている子供たち。その純真無垢な魂はまた、子供の内にある「善なるもの」であり、どの子に対しても愛おしさとリスペクトとを感じずにはいられません。

子どもがまた自分の子に「善なるもの」を受け継いでいってくれることを願い、今日も寝る前の30分をお付き合いするのでした。

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