「パラパラ漫画に無限の可能性を見出す」
- S
- 2018年5月14日
- 読了時間: 3分

こんにちは、カウンセラー佐々木です。
突然ですが、みなさんはパラパラ漫画というものをご存知ですか?おそらく知らない方はいらっしゃらないでしょう。ノートや教科書のすみに小さく描いて、パラパラめくって遊んだ経験のある方もいるかもしれませんね。
パラパラ漫画で有名なのは、お笑い芸人の鉄拳さんです。Youtubeなどでご覧になったことがある方はご存知だと思いますが、絵もストーリーも素晴らしく、感動の大作をいくつも制作しています。
パラパラ漫画は、「少しずつ違う絵を連続で提示すると、動きがあるかのように見える」という人の目の錯覚を利用したもの。その技術はアニメーション制作にも使われています。
最近気になったので調べてみると、パラパラ漫画は「パラパラブックス」などという名称で世にいくつか出ているようです。「不思議なストーリーの幻想的な世界」といったものもありますし、愛らしい動物が可愛いしぐさで癒してくれるものもあります。
ただパラパラめくってそれを眺めるだけのように思えますが、実はパラパラ漫画にはいろんなシーンで使えそうな可能性を持っています。
私が勤務している学校の先生が、落ち着かない気持ちになった子にパラパラ漫画を渡し、「これをいかにうまくめくれるかやってごらん」と言うと、一生懸命めくっていつの間にかクールダウンしていたということを教えてくれました。なるほど、そんな使い道があるのかと感心してしまいました。
思えば、自分も子育て中にパラパラ漫画を使っていた時期がありました。とあるショップの景品でいただいたパラパラ漫画風のメモ帳を、出先で我が子が飽きて騒ぐのを防ぐため、パラパラしてあげていました。小さいので、持ち運びも普通の絵本と比べたら手軽だったのでした。適当にストーリーやセリフをつけながらパラパラしてあげると、「もう一回!」と何度もリクエストされ、そのうち我が子は「僕がやる!」と自分で一生懸命めくり始めます。あまりうまくできなくてもそれなりに満足して楽しめるし、長い時間は無理ですが、10分くらいはなんとか持たせられます。
「たったの10分?」と思われるかもしれませんが、この10分を平静に保つことがいかに難しいか!公共の場でじっと10分待つのは、子どもにとっても苦痛です。逆に、この10分を平静に過ごすことができると、そのあとの時間がとてもスムーズにいくといのは、みなさんも経験があるのではないでしょうか。
誰もがついつい引き込まれてしまう、パラパラ漫画の不思議な世界。まだまだいろんなシーンで使い道がありそうです。
見ているだけで楽しくなるようなものも多く、ちょっとしたきっかけ作りや気分を変えるために利用してみてはいかがでしょうか。本屋さんやネットのショップで買うこともできますので、興味のある方は一度探してみてください。
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