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中1ギャップって?


いよいよ卒業シーズンですね。

悲しいような、嬉しいようなそんな切ない季節です。

期待と不安に胸を膨らませて、4月に入学する子どもたち。

それを見守る親御さんも期待と不安でいっぱいです。

さて、中1ギャップという言葉が言われるようになって、だいぶ経ちますが、最近本当に中学校に入ってからの、子どもたちの適応が苦しくなっているような印象を受けます。

その大きな要因はやはり小学校とのシステムの違いです。

小学校との違いはたくさんありますが、中学校では「遊び」に費やせる時間が圧倒的に少なくなります。これが一番大きいと思っています。

通常、小学校では2時間目と3時間目の間に20分程度の休みがありますが、もちろん中学校にはありません。昼休みもせいぜい20−30分程度です。放課後も部活が始まり遊ぶ時間はありません。子どもたちが「遊ぶ」時間が極端に減ります。

「勉強」が苦手でも友だちと遊ぶことが大好き!学校大好き!という子には非常に苦しい環境になります。

そして「自律」を求められるのも大きな変化です。提出物に重きを置かれるのもその一つですし、先生が介入しない活動が多くなるのもその一つだと思います。

教科担任制になり、各授業で担当の先生が異なりますので、それぞれの先生でやり方が異なります。小学校と違い、帰りの会で、担任の先生が各宿題を確認してくれるわけでもありません。

正直、発達の偏りがある子にとって、この環境をサバイブしていくのはかなり過酷です。

小学校と比べて、中学校では特別支援に対する熱も高いとは言えないというのも、過酷さを増していると思います。

ではどうすればいいのでしょうか?

そのお子さんのできる範囲からやっていく、できるようになるためのサポートをする。サポートを求める。ということが必要だと思います。

例えば、部活はやらないでもいいなと私は思います。部活はやらずに好きな趣味の習い事やボランティアやその他、本人が好きなことを放課後に楽しめればいいと思います。

学校以外の居場所があることは大切です。

また課題などは忘れてしまう、何をやっていいかわからないなど、困ったことを学校に伝えてサポートしてもらうことが大切です。宿題の量がやりきれないようなら減らしてもらい、提出日までに提出するということができるようになることを目標にするのも手だと思います。

付箋を使ったり、予定帳をうまく先生とのコミュニケーションに使ったりと色々できることはできますし、お子さんのやる気が潰れないような方法があると思います。

時々、困った時に考えますと言われる方がいますが、困った時では既にお子さんの自信がしぼみかけていますので、困る前から先生方とお話し合いができるといいですね。

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